ドールが様々な欠点を抱えております。

1　入手時から右腕が肩口から外れております。軸が残っていますのでとりあえず取り繕うのは可能です。
2　お顔の色味が濃いめです。
3　仕様かもしれませんが、ウェストがかなり動きます。のけ反るくらいに反ります。
4　当時のブックレットの説明では、LIVINGの名にふさわしいような、驚くくらいの数の可動箇所がしめされていましたが、正直疑問です。今現在ではあまり無理な動かし方はしない方がいいと思います。
5　脚はベントレッグで、TNTではよく見かけるピンホールがあります。
クリック数はあまり無理をさせたくないので、試しておらず不明です。

これらの欠点を越える(私見)美点は、お顔が可愛い！！　これにつきます。本当にこれのみです。
TNTと比較すると小顔で、フェイスプリントは睫毛があるせいかヴィンテージ時代最後のエモさがあります。(私見)
髪の毛はクセがついています。素材が柔らかいので、蒸気をあて櫛ですくと綺麗になると思います。
お湯等水分がボディに入る可能性のある方法は、ベントレッグの仕掛に金属が使用されているそうで、錆びから青タンになる原因になりますのでお避け下さい。

片腕が外れるため着れるものは限られますが、こちらキャンドルライトケイパーズ。
発売が1969年から1970年と資料にありました。
帽子はドレスに比較すると使用感が強く若干の色褪せがあります。今回撮影時に気づきましたが、ケープも画像のように白い部分は布が薄くなり光が通る部分があります。
着せるとベルベットの照りに見えてました。帽子に比べると割りとコンディションはいいと思えます。

すべてが半世紀経過したものです。ヴィンテージという価値を見いだして下さる方にお願いいたします。

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