更衣のしきたりでは、前年10月から5月は袷、6月から単衣仕立て、7～8月は盛夏の生地、9月は6月と同様に単衣、10月からまた袷とされています。しかしながら、バラの花が見頃の5月中旬は初夏の陽気になる日も多く、毎年何処かしらのバラ園を訪ねる私は、単衣を着ることが多いです。
シックな黒地の単衣紬に艶やかな薔薇を描いた染め帯を合わせて、バラ園巡りにぴったりのセットにしました。アンティーク感ある装いなので、旧古河庭園や鎌倉文学館など、レトロな洋館を背景に咲くバラ園巡りにいかがでしょう。6月の単衣には夏帯を合わせますが、5月中は通常の帯を合わせます。とはいえ、二重太鼓は暑いので名古屋帯がオススメです。


【単衣紬】
檜垣取りの中に麻の葉や霰(あられ)文様を織り込み、所々に華やかな唐花を配した、小紋のようなです。泥染めに似たシックな地は五本絽に織られており、節のある紬糸ながら真綿のほっこり感はなく、つるんとした肌触り。足捌きがよいので散策向きかと思います。

◆身丈(背中心)　158.5cm
　※肩山からだと163.0cmあります。
◆袖丈　49.5cm
◆裄　68.0cm
◆前幅　23.5cm
◆後ろ幅　29.0cm
◆背伏せ付き

透ける心配がないので居敷当は付けていません。
一部しつけの残る未使用品です。


【名古屋帯】
新緑を思わせる若草色のグラデーションで木目柄を施した地に、大輪の薔薇を鮮やかなオレンジ色で描いたポイント柄の九寸帯です。
品のよい可愛らしさで、シックなお着物をパッと明るく華やいで見せます。

◆なごや仕立て
◆たれ丈　121cm
　手丈　242cm
◆たれ幅　31.0cm
　手幅　15.5cm

2回使用しましたが、キズ汚れない美品です。　


【帯揚げ・帯締め】

どちらも未使用品です。


※単品参考価格
　単衣紬　10,
　名古屋帯　8,
　帯揚げ　6,
　帯締め　6,
セット販売優先です！

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