Crown Ducalは、スタフォードシャーで１９１３年に創業しました。アジアティックフェザンツパターンの「Bristol」はよく知られたデザインで、１９２０年から３０年にかけて多くが生産されたそうです。
イギリスのトランスファーウエアの場合、ブルーと赤系が大半を占め、グリーンとグレイ（黒）系は同じくらい少数です。そして一番生産が少ない反面一番コレクターが多いのが紫（Mauve/Mulberry）になります。
例えばジョンソンブロスもMason"sも、パープル＆ホワイトのお品には滅多に出会えず、見つけたとしても他のお色の何倍もの価格です。
こちらのプレートは１９３２年頃のものだそうです。１枚は欲しいと思っていたパープルトランスファーウエアで、状態の良いものを、良心的な価格で販売されていたディ―ラーさんと出会うことが出来、購入したものです。
僅かなスクラッチと裏面に窯傷があります。土の粒らしきものも一緒に焼成されていますが、欠けやヒビ、貫入も見られない非常にレアな美品です。定番のアジアティックフェザンツだけでなく、縁周りのフローラルデザインもとても丁寧に描かれていて、プレートのフォルムも可愛らしい印象です。艶やかで、どこを切り取って見ても見応えのある英国骨董です。
１３，１４枚目は、過去に出品しご購入頂いた赤系のベリーボウルです。両方ともにパテントナンバー（商標登録）入りです。ご参照ください。
今品は２５センチのディナープレートなので存在感もあります。アジアティックフェザンツコレクターさんや、イギリスアンティークのお好きな方のお目に留まりましたら光栄です。

径：約２５センチ・高さ：約２センチ

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