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ご紹介のお品は古玩「憤怒・不動三尊像」炎龍神巻付く倶利迦羅剣を自持つする不動明王を中心に脇侍…左脇侍に矜羯羅童子・右脇侍に制吒迦童子を配した木彫立像になります。多少の時代風化はありますが目立つ損傷はありません。

※高さ39cm

●不動明王
不動明王はもともとはヒンズー教の三大神の一尊で不動明王を祀る仏教は密教の一つです。また不動明王は五大明王の一人であり五大明王の筆頭とされています。
不動尊の目は左右の瞳の黒目が上下逆に向いていることが多く、これは天地を見渡し色々な方角を見渡し悪鬼や誘惑などを威嚇し悩める人々を積極的に救うためのものとされています。
恐ろしいお姿の不動明王さまですが、その本質は見た目とは大きく違い、とても優しい仏様であり仏教に帰依し救いを求める人の願いは必ず叶えて下さると言われています。不動明王さまは多くの悩める人々をいつも見守っています。

●不動明王・三尊像脇侍童子
不動明王を中尊にして…左脇侍に矜羯羅童子・右脇侍の制吒迦童子を配した通例の不動三尊です。

● 炎龍神・倶利伽羅剣
「倶利伽羅剣」とは「不動明王」大日如来の化身で悪と煩悩を抑える諸願成就の神が右手に携えている利剣のこと。 この剣は仏教において克服するべき三毒「最も根本的な煩悩・貪欲・怒り・恨み・痴・無知を破ることができると信じられています。三昧耶形では不動明王の象徴そのものであり貪瞋痴の三毒を破る智慧の利剣である。

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