アンティークのシルク糸による
薔薇のエンブロイダリーとスカラップ刺繍、
透かしの精緻な白糸刺繍が美しい
手刺繍の優美なリネンドイリー

ポルトガルのマディラレースとの説明で、
ぷっくり盛り上げたローズと葉と
花弁、葉のような細かな縁縢りのスカラップが
マディラ刺繍なのだと思います。

シャンパンベージュ、蜂蜜ハニー色の絹糸は
とても滑らかでしなやか、
美しい上品な光沢を放ちます。
ソサイエティ シルク刺繍かも。

細やかな透かしのレースは
ドイツのシュバルムシュタット地方の
シュバルム刺繍の影響を受けた技法かと。

ドイツの刺繍技法のホワイトワークが
ポルトガルに受け継がれたか、
影響し、融合したような優美な作品。

サークルの帯の透かしの白糸刺繍レースが
繊細で涼やか。
ローズステッチやターキッシュステッチ等
に似つつも、より緻密て複雑、
技巧的に感じます。
梯子の✚の中に花☒✖が見えます。

シュバルムは、織った布の糸を抜き
残った糸を縢って様々な模様を作る
ホワイトワーク刺繍。

マディラはポルトガルが誇る
盛り上げエンブロイダリーが美しい伝統刺繍

細番手の糸で密に織られた
経緯に走る糸の走りも美しい、
やや黄味を帯びた、アンティークらしい
優しいアイボリートーンのファブリック。
ベースはリネンと思います。
滑らかでしなやか、ハリとコシのある
上質感のあるファブリックです


以下は素人計測の為
誤差をご容赦くださいm(_ _)m

直径15.5㎝〜14.5㎝
5g

最終画像は裏面で
美しく丁寧な糸運び、針仕事に溜息がでます。

リネン生地と透かしの白糸刺繍に
やや淡くセピアに色づいたような
色変が見られますが
あまり気にならないと思います。

エッジの縁取り刺繍の糸が解れ
乱れている箇所が４箇所ほど有ります。
目につく傷やしみ等の難は無く
全体として良い状態と感じます。

額装し絵の様に眺めるのも素敵です。
テーブル、キャビネット、チェストの上に小さなオブジェや花瓶、
アンティークドール等と飾るのも
洗練された雰囲気に。

洋室にも和室にも合いそう。
お玄関、床の間等にも。
気に入ってくださったかたに
ご活用戴けましたら嬉しいです

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