日本でもＪＩＳ規格に、ウイット（Ｗ）規格も含まれていましたが、近年ＩＳＯ（国際標準化機構）を採り入れ、従来のねじ体系を一新し、ウイット（Ｗ）規格は廃止されています。
日本で一般的なウイット（Ｗ）規格ボルトは、ねじ部はインチ規格なのに、二面幅（使用する締結工具）は、メトリック(mm)という独自の組み合わせになっています。

イギリス規格である、ウイットワース(WW)と旧ＪＩＳのウイット（Ｗ）規格は、時には混同され、誤解をまねいています。
重要なのは、それに使用する工具は、両者全く独自のものであり、ウイットワース(WW)ボルトには、ウイットワース(WW)用の工具が必要になります。
それは、アメリカのインチねじ用工具とも互換性がなく共用できません。
ただし、レンチの公差を含めたサイズがラップして、使用できるサイズも存在します。

またイギリス規格(BS規格)の一つに、ウイットワース規格があり、すべての英国車にウイットワース(WW)規格のボルト・ナットが使用されているわけではありません。トホホ・・・ややこしい