いぶし銀のような男たちのために創られたワークスーツ

「 ENGINEER DB JACKET S&P 」

100年ほど以前に着られていた、ワークウェアとしてのスーツを現代によみがえらせた一着。ダブルブレステッドのジャケットは、特有のクラシックなディテールがカジュアルユースの難易度を高めがちですが、こちらはボックスシルエットとソルト&ペッパー（ごま塩）のファブリックがワークスタイルを感じさせます。それにより、ドレスではなくワークウェアとしての立ち位置が強くなっており、タイドアップはもちろんですが、カットソーやスウェットと合わせたカジュアルな着こなしが高相性。ユニフォーム、道具として長くご愛用いただきたい逸品です。
拘り抜かれたワークスーツを是非、お楽しみください。

【 OX"ed Silver 】
きっかけは、セピア色に変色したモノクロ写真だった。農夫、靴職人、鍛冶屋、石工職人…。英国やヨーロッパで1900年～30年代にかけて撮影された、名もなき労働者たちのポートレート。そこに写る男たちが着ている洋服は、今でいうスーツ、つまりテーラードジャケットと、共生地のトラウザーズである。街のテーラーで仕立てたものだろうか？それとも、父や祖父から受け継いだものだろうか？長年にわたる着用と、現代とは比べものにならない過酷な労働によって、彼らの一張羅は汗と埃にまみれ、ところどころに継ぎがあたっている。もはやそのスーツは洋服や道具といった概念を超越した、彼らの皮膚そのものだ。そしてそんなスーツを纏い、誇らしげにカメラを見据える男たちの姿の、なんと気高いことか！
現代を生きる私たちが思い浮かべるスーツとは、全く異なるスーツの世界がそこにあった。スーツとは本来、肉体労働者が家から着用し、そのまま作業にも着用するワークウェアでもあった。現代のスマートビジネススーツの常識からは大きく逸脱した、その重厚な生地やプリミティブな仕立てに、最初は戸惑うかもしれない。しかしこのワークスーツは、混迷を深める今という時代を生きる男たちにとって、100年前もそうであったように、ひとつの心の拠り所になってくれるに違いない。
煤けても黒ずんでも、だからこそ美しい熟練の価値を宿した、いぶし銀(Oxidised Silver)のような男たち。そんな男たちのために創られるワークスーツは【 OX"ed Silver（オックスドシルバー）】と命名された。100年経っても変わらない、男たちの本質的な価値を託して。

/
※リンク先には販売前及び品切れの商品を含む場合があります。

※光の当たり具合やパソコンなどの閲覧環境によって、実際の色味と異なって見える場合がございます。予めご了承ください。