カールツァイスイェナ ビオター 58mm F2 第三世代
M42スクリューマウント

1930年頃発売。BIOTAR第3世代にあたるレンズかと思います。軽量アルミ系の金属ボディはピカピカで美しく、F2というこの時代では明るい高速レンズと言われる部類のレンズですがLeicaがSummar作ってる時代にこの鋭さは当時では衝撃的だったのではないでしょうか。Zeissと言えばCONTAXなどをイメージされると思いますが、より古い世代のZeissを味わえるという意味で貴重なレンズです。その中でM42マウントと扱いやすいのが魅力です。

失礼な話かもしれませんが、このレンズはロシアレンズとして有名なHelios44-2のコピー元レンズという方が知られているかと思います。東西冷戦下で分断されたZeissの歴史を感じながら手にとっていただきたいレンズです。

実際にこのレンズを使った作例を用意しました。

銀座でスナップするとやっちゃいませんか？ZeissでLeica・・・。

さて、描写はZeiss風味で色も良く乗りますが、やや曇りがかったところがこのレンズの淡く儚い描写を生んでいるのかと思います。曇天ではこのような渋い雰囲気。光の滲み加減など通常使用可能な範囲でありながらオールドレンズの味わいを感じます。スナップに良いですね。

光学はカビなく、前玉にスレとコーティングダメージあり、ところどころポツポツとチリのような点ダメージがあります。絞り羽がものすごい多いこのレンズらしく動きますが絞り重め、ピントリングは滑らかです。

状態　動作品！実用向きの中古品です
外観　使用によるスレ傷あり、あたりなし
光学　カビなく前玉スレとコーティングダメージ、ところどころ点ダメージ
動作　α7で実写確認済
付属品　前後キャップ

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